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ARTIST'S COMMENT
INTERVIEW
●今回の応募作品について
この絵は、「無彩色な生活・人生が唐突なきっかけから、彩りのある生活・人生へ移り変わる瞬間」をテーマに描いたものです。
不安や悩みなどのネガティブな感情が強いとき、人は目の前にどんなに美しいものがあっても、それに気づけないことがあると思っています。
今回の絵ではモノクロの部分がそういった退屈で閉塞感のある生活を表現しています。模様をあえて細かく描かずにまた格子を多用することで、舞台を壮大にせず格子なども多用することにより、意図的に狭く息苦しい空間をつくりました。
そこに突然訪れる「彩り」を、狛犬や鯉のぼりといったモチーフを使って表現しました。
無彩色な日常の中でも、彩りは思いがけない瞬間に感じられるものだと、私は思っています。
●バケモノジャックに応募した理由
これまで「何かに応募したい」と考えてはいたものの、自分に合う応募条件がなかなか見つからず、断念することが多くありました。
そんな中、Instagramの広告で「バケモノジャック」の存在を初めて知り、興味を持って応募を決めました。
過去には、学校の先生に勧められて学生限定のコンテストに数回応募したことがありますが、自発的に応募したのは今回が初めてに近いです。
●普段はどのような活動をしていますか?
主にアナログのペン画でモノクロの作品を制作しています。
デジタルで制作することもありますが、やはりアナログの方が好きですね。作品のモチーフには、民俗学的な知識を取り入れることが多いです。
こうした知識は調べれば調べるほど奥深く、描いていてとても楽しく感じます。最近ではSNSでの発信も始め、少しずつ絵の依頼もいただけるようになってきました。
●今後はどんな活動をしていきたいですか?
第一に「私の絵は私が1番愛している」ということを気持ちを忘れずに、今と変わらず私が好きなように好きなだけ絵を描いていきたいと思っています。
仕事にするかどうかはまだわかりませんが、将来的にはどんな形であれ、絵に触れながら生きていきたいです。
そして、最終的な目標としては個展の開催を目指して、これからも積極的な活動していきたいと考えています。
私の趣味が詰まった絵を目に止めて頂いたうえ、賞を授与していただけたことに、この上ない嬉しさが込み上げてくる思いです。
テーマである「彩り」をどう絵に取り込み、表現するか、どんなストーリーを持たせるか…など、悩んだ面もあれば楽しみながら制作できた面もある思い入れの深い絵になりました。
また、普段では描かない物や、線画の描き方、彩色方法など、新たに挑戦した事柄も多くあり、貴重な体験と経験を同時にいただいたように思います。
この度の結果は、私の人生に彩りを与えてくださったことに間違いありません。本当にありがとうございます。